福岡デザイン専門学校

アーティスト・冨永ボンドさん(卒業生)、 FDSフェスでライブペインティング!




去る9月24日(土)、3年ぶりに学園祭・FDS フェスが開催されました。
テーマは「CROSS」、交わることで未来を描く。そんなコンセプトにふさわしく、
作品の展示はもちろん、音楽やファッション、手づくりスィーツまで、
学内を会場にしてさまざまな模擬店やイベントが開催されました。
今回はコロナ禍ということもあり、校内イベントという位置付けで、
外に向けての情報発信をあえて行ないませんでしたが、それでも、
フェス当日はじゅうぶんに盛り上がりました。学生主体の実行委員会を準備段階から
立ち上げ、1日限りのフェスのために、みんながチカラを合わせることを実感できた
貴重な体験。そんなフェスをさらに盛り上げてくれたのが、
本校卒業生で、アートイベントアーティストとして世界で活躍する冨永ボンドさん。
このフェスのためにライブペイティングを行なってくれました。
冨永ボンドさんは、1983年生。福岡市出身、佐賀県多久市在住。
世界で唯一、木工用ボンドを使って描く画家として、近年マスコミに取り上げられたり、
またラジオのパーソナリティを務められたり、広く、人気を得ています。
ボンドさんの創作テーマは「つなぐ、つくる」。絵画のライブ創作を通して、
自由に絵を描くことの楽しみをより多くの人へ伝え、日本社会の日常に心と生活の豊かさを創ることが
作家活動の目的といいます。
「人と人をつなぐことがボンドアートの役割、だから、画のモチーフは全て人間。」
黒く輝く立体的なアウトラインと多色彩を併せ持つマチエールが特徴で、通称「ボンドアート(登録商標)」
と呼ばれるこの独自の画法は、2014年ニューヨークで開催された世界最大級のアートフェア「ART EXPO NEW YORK 2014」、2016年パリのルーブル美術館で開催された「Art shopping」でも高く評価されてきました。
また、医療の分野でも、認知症・精神障がい・発達障がい・知的障がい・自閉症等の病院や障がい者施設等に出張し、
オリジナルのプログラム「ボンドアートセラピー体験会」を開催。作業療法に関する研究等にも協力し、
医療福祉系大学と連携して学会発表も行うなど、マルチな活躍をされています。
キーフレーズは「アートに失敗はない!」
その言葉どおり、この日のライブペインティングも、多くの学生とコミュニケーションしながら、
完成させました。完成後のトークショーでは、ご自身の体験を語りながら、学生の未来へのアドバイスを熱心に
語っていただきました。ボンドさん、お疲れさまでした!