福岡デザイン専門学校

視覚を使ったコミュニケーションの世界は、情報通信技術やAIの急速な進化によって、メディア、クリエイティブともに大変革をとげています。しかし、その中でデザイナーに求められることの基本は変わりません。それは、情報を最適な形で相手に届ける発想と表現力です。視覚情報デザイン系では、コミュニケーションの中でのデザインの役割をグラフィックやパッケージ、WEBデザイン、映像、イラストレーション、エディトリアルなどの実習を通して学びます。

  • グラフィックデザイン GRAPHIC DESIGN

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    グラフィックを駆使し
    メッセージを伝える表現方法を学ぶ

    ポスターやフライヤーなどの広告物を制作するためには、広告のターゲットや手法・効果などさまざまな要素を検討する「分析能力」、それを視覚的に見せる「表現能力」の2つが必要になってきます。この専攻ではメッセージを伝達するための技術を中心に学習します。グラフィックを通したコミュニケーションを学びましょう。

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  • 企画・エディトリアルデザイン PLANNING&EDITORIAL DESIGN

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    かっこよく美しく
    メディアにふさわしいデザインを

    雑誌、新聞、書籍、チラシなどの印刷物は、かっこよく、にぎやかに楽しく、時には上品に格調高くなど、さまざまなデザインが求められます。この専攻ではメディアそれぞれのデザイン上のルールをはじめ、文字のセレクトや組み方、レイアウトに欠かせない基本フォーマットの概念など、実践中心の授業で印刷やDTP、さらに、商品やお店のブランディングなどの知識を習得していきます。

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  • WEBデザイン WEB DESIGN

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    移り変わりの早い世界で
    時代に求められるデザイナーを目指す

    情報デザインの可能性を広げるインターネットは、今やコミュニケーションメディアの中心として、社会に位置しています。その中で、より見やすく、より使いやすく、より美しいwebサイトをデザインできる人材が、社会では求められています。この専攻ではHTMLやCSSなどの言語や仕組みだけでなく、感性を磨き、創造的なビジュアルを表現できる手法を学習します。

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  • イラスト・アート ILLUSTRATION&ARTS

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    手描きならではの世界を感じ、
    自分のセンスを磨いていく

    企業や自治体のメッセージを、明るく明確に伝えるイラストレーションやキャラクターは、今や生活の中で欠かすことのできないものになっています。雑誌の挿絵、Tシャツやキャラクターグッズ、アイコンやアバターなど、様々な媒体で活躍しています。コンピュータだけでは表現できない、手描きならではの世界を表現する技法を学習します。

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  • パッケージ PACKAGE DESIGN

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    商品を理解し、そのメッセージを
    伝える技術を身につける

    商品を守り、運び、メッセージを伝えるパッケージデザイン。商品の顔であり、売れ行きをも左右するパッケージは流通業界においても重要な役割を担います。箱や袋のグラフィックデザインから、構造デザイン、ときには商品開発まで、商品の持つ世界観やメッセージを最大限に広げるパッケージデザインを総合的に学習します。

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  • 映像・メディア MEDIA&VISUAL ARTS

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    そこに存在しない世界をつくりだす
    感性と技術を身につける

    音楽や動画を組み合わせた映像作品やゲームビジュアルを制作したり、TVCMやアニメーション作品、プロモーションビデオを制作します。最新のソフトや機器を駆使し、2Dや3Dの世界を完成させる技術の習得はもちろん、プロジェクションマッピングなど、世の中を驚かせるような感性を磨きます。

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  • しくみ・地域デザイン SOCIAL&SUSTAINABLE DESIGN

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    しくみ・地域デザイン講師による作品・プロジェクト
    写真上・右下/江副直樹氏プロデュースによる大分・日田市の林業・観光促進プロジェクト「ヤブクグリ」 写真左下/桜井 祐氏、篠原繭氏プロデュース・編集による佐賀県日めくりカレンダー

    ヒトと社会の、
    新しいしくみをデザインする

    造形表現のクオリティを追求するだけでなく、課題を発見する、分析する、解決する、プロトタイピングする、価値を伝える、というデザイン思考プロセスによるクリエイティブ力を培い、「誰もが快適に暮らせる社会の実現」をコンセプトに、多様性・共創・持続可能性といったソーシャルな問題に取り組むデザイナー/プロデューサーをめざします。情報、空間デザインの双方を横断し、トータルなデザイン設計力を身につけることで、地域プランニングや商品開発などのデザイナー、プロデューサーとして卒業後の活躍のフィールドをさまざまな分野に広げます。

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Work学生作品

感情をテーマにしたポスター 村中莉菜/九州産業大学付属九州高校出身

感情をテーマにしたポスター 村中莉菜/九州産業大学付属九州高校出身

「変化」をテーマにした冊子 桐原玲奈/くまもと清陵高校出身

「変化」をテーマにした冊子 桐原玲奈/くまもと清陵高校出身

「婆娑羅」をテーマにしたポスターと冊子 山上理久/筑陽学園高校出身

「婆娑羅」をテーマにしたポスターと冊子 山上理久/筑陽学園高校出身

眠りを提案するブランドのデザイン 廣山鈴佳/隼人工業高校出身

伝統的な日本の道具を現代的にリデザインするブランド 伊藤美月/小倉商業高校出身

複数台のスマホでひとつの動画が見れるアプリケーション 中村佑馬/山口大学出身

複数台のスマホでひとつの動画が見れるアプリケーション 中村佑馬/山口大学出身

音楽制作アプリケーション 西隆晴/福岡講倫館高校出身

音楽制作アプリケーション 西隆晴/福岡講倫館高校出身

クラシック音楽の楽しさを抽出したアニメーション 武末拓也/博多青松高校出身

クラシック音楽の楽しさを抽出したアニメーション 武末拓也/博多青松高校出身

生活音をキャラクター化したアニメーション 用松由花/筑陽学園高校出身

生活音をキャラクター化したアニメーション 用松由花/筑陽学園高校出身

日常の形をテーマにしたアニメーション 金苗展子/福岡大学出身

日常の形をテーマにしたアニメーション 金苗展子/福岡大学出身

STUDENT’S VOICE学生の声

  • 佐々井 祥太
    • 高校 → FDS入学
    • デザイン経験なし

    佐々井 祥太

    益田高校出身

    FDSは大きい学校ではないですが、講師の方々は誰もが見たことがあるものをデザインをしています。印象に残っている課題は、好きなアーティストのCDジャケットと歌詞カードのデザインです。なんとなくかっこいいのではなく、歌詞の内容やアーティストの歴史を調べてデザインに落とし込んでいくことが難しくもあり、とてもやりがいのある課題でした。僕がデザインを好きな理由は、見た人が笑顔になったり、題材を有名にする力があること。パッケージが変わっただけで売上が変わったり、CMで認知度が上がったり、僕もそういうことをやっていきたいです。

    入学して初めて制作した自作のタイポグラフィ。線と影を意識しデザインした。

    SDGsをテーマに雑誌を作成。環境問題や人権問題を楽しく身近に感じて貰うため、年齢や分野にとらわれず様々な人にインタビューしコンテンツを作り上げた。

  • 伴 拓己
    • 高校 → FDS入学

    伴 拓己

    第一学院高校出身

    FDSでは、自分とは違った感性や考え方を持った友人と気兼ねなく色々なことを話せます。互いに理解しあったり自分の知見が広まることはとても楽しいです。入学後はたくさんのものを「見る」ことを意識して過ごしています。ただ見るだけじゃなく、どういう意味を持っているのなど、様々な角度からものを見て考える癖をつけています。授業で新しい技術を身につける度に、自分の中にあるイメージをいろんな手法で形にできるようになり、日々の制作はとてもワクワクしています。将来はデザインを通して会話できるような、意志を持ったものを作れるデザイナーを目指しています。デザインを学ぶことは困難が沢山あり、壁に何度もぶつかります。でもその分、壁を超えた時の達成感や先が開ける感覚は何事にも変えがたい喜びがあります。

    四季をテーマに作った作品。動画編集ソフトを初めて使用し、簡単な形と動きで可能な表現を探った。

    ノイズを使った作品。作品を通してモノクロのイメージで、動きにつながりを持たせエネルギーの継承、力の流れを意識して作った。

GRADUATES卒業生インタビュー

  • デザインは全然特別なものではないので
    まずは作る楽しさを学んで欲しい

    小野 大作 / アートディレクター / グラフィックデザイナー(GIFT)

    アートディレクター / グラフィックデザイナー(GIFT)
    小野 大作

    小郡高校卒業後、1999年福岡デザイン専門学校入学。卒業後、武士デザイン事務所、バタフライ・ストローク(青木克憲氏に師事)を経て、2006年GIFT設立。広告などのアートディレクション・デザインを手がける。

    2006年に独立し、今は東京で広告の仕事をしています。広告の仕事は関わる人が多いのですが、僕はアートディレクターという立場で、主にグラフィック制作に関わる部分を担当しています。アートディレクターは、企業や商品などの広告を作る時にどんな広告が良いのかを考えるのが役目です。簡単に説明すると、広告するものの魅力を見つけ出し、その魅力はどんなビジュアルにすれば伝わるかを考え、そのビジュアルを形にするにはどうすれば良いかを見極める、といった仕事です。FDSは就職のきっかけを作ってもらったり、卒業してからも先生のところに仕事の相談に行ったり(たまに飲んだり)、同級生の活躍に刺激を受け発奮させられたり、そんな環境が揃っている学校だと思います。デザインは全然特別なものではなくて、人が作って使うものは全てがデザインされたものなので、あまり難しく考えず、まずは作る楽しさを学んで欲しいです。

    • 「サンタ♥ビスコ」パッケージ

      「サンタ♥ビスコ」パッケージ

    • 「GReeeeN/SAKAMOTO」CDジャケット

      「GReeeeN/SAKAMOTO」CDジャケット

  • 在学時に幅広く分野を学べたことで
    様々な視点で仕事に取り組めている

    中島 彩 / Webデザイナー(5ive Inc.)

    Webデザイナー(5ive Inc.)
    中島 彩

    隼人工業高校卒業後、2015年福岡デザイン専門学校入学。卒業後は5ive Inc.にデザイナーとして入社。Webデザインを中心に、紙もののデザインやコーディングなどにも携わっている。

    Webや紙のツールのデザインをしながら、時にはコーディングまで、分野を限定せずに仕事をしています。ただ作って終わるのでなく、その先の目標に向かってお客さんと一緒に着実に進んでいく感覚が面白いです。Webのデザインは紙の制作物と異なり、どんな端末で見ても使いやすく、見やすく、美しい必要があります。FDSではデザインだけでなくコーディング技術もしっかりと教わるため、Webならではの特性を理解しながらデザインできるようになり、学生時代の経験が仕事に活きているなという実感があります。FDSは同じ志を持った友人たちや刺激がたくさん待っている場所です。先生方も、私の特性に合わせてデザイン関連のアルバイトやプロの方とお話する機会を多数設けてくださいました。そのような機会や友人と切磋琢磨できる環境を大切に、自分のやりたいことを精一杯頑張ってください。

    • MOVEDESIGN コーポレートサイト

      MOVEDESIGN コーポレートサイト

    • プログラミングアプリ Springinʼ 公式サイト

      プログラミングアプリ Springinʼ 公式サイト

MESSAGE講師メッセージ

  • 誰かをワクワクさせるには、自分がワクワクできないと始まらない

    吉田 朋史 / グラフィックデザイナー / アートディレクター

    吉田 朋史
    グラフィックデザイナー / アートディレクター

    2007年福岡デザイン専門学校卒業/クリエイティブプロダクションを経て、2014年株式会社9P、2017年TISSUE Inc.設立。福岡県内外を問わず、CI・VI、広告、書籍、web、ショップブランディングなど幅広くデザインを手がける。

    グラフィックデザインは主にコミュニケーションのためのデザインです。この授業では従来の枠に捉われない、より豊かなコミュニケーションのためにデザインにできることを考えます。学生一人ひとりが「これが好き」「こんなふうになりたい」という芽を見つけ、その芽を自主的に伸ばすことができるようにサポートすることを心がけています。
    デザインは未来をつくるものです。誰かをワクワクさせるためには、まず自分がワクワクできないと始まりません。みなさんのワクワクで未来を楽しいものにしましょう。

    • 「Foo CHOCOLATERS」パッケージ

      「Foo CHOCOLATERS」パッケージ

    • 「manucoffee」ロゴリニューアル

      「manucoffee」ロゴリニューアル

  • 技術だけでなく
    ストーリー、表現形態、演出方法も大切です

    宇佐美 毅
    アニメーションディレクター / デザイナー

    クリエイティブ・ラボ anno lab(あのラボ)所属。断面アニメーション博士。アナログ寄りのアニメーション、科学コンテンツ、知育玩具など、体験者の日常が遊びと学びで豊かになることを願って制作している。

    映像制作ソフトAdobe After Effectsを中心に、手描き、コマ撮りなどいろいろなアニメーションを教えています。また技術のみならず、ストーリー・表現形態・演出方法のヒントも提示します。講師の方法論を押し付けず、あくまでみなさんが気持ちの良いやり方で制作できるよう心がけています。また、長時間作業に対しモチベーションが下がらないよう配慮しています。
    「作る」ことは「鑑賞する」ほどに楽な作業ではありません。しかし、動かないはずのものが思い通りに動かせるようになるなんて、素敵なことだと思いませんか?