企業課題・採用実績
若い感性で、プロのシゴトにチャレンジする。
学生という立場を超え、企業や社会とコラボして、クリエイティブを世の中に発表する。そんなチャンスが産学連携プロジェクト。実際に企業や自治体からの依頼を受け、企画やデザイン提案を行って、問題解決や商品化に挑戦します。プロと同じ土俵で、シゴトの進め方を経験することで、ビジネスの中で求められる実践的なデザイン能力やコミュニケーションスキルを身につけます。
プロジェクトの流れ
- ①オリエンテーション
- 企業からの依頼をしっかりと確認します。
- ②プランニングとデザイン
- 依頼内容について会議。アイデアを出し合い、企画を固め、デザインをつくります。
- ③プレゼンテーション
- 企業に企画とデザイン案を提案します。
- ④制作
- 決定した内容に沿って、実制作を行います。
- ⑤採用・商品化
- 世の中にあなたがつくった制作物が発表され、販売されます。
天神雑貨館・INCUBEのショーウィンドウをディスプレイ
西鉄天神駅直結のビル「ソラリアステージ」内、「天神雑貨館・INCUBE」のショーウインドウをディスプレイしました。設置場所は渡辺通りに面した階段型のウインドウ。天神の中でも多くの人が行き交う歩道沿です。今回のデザインはインキューブの商品を使用し、サーカスを表現。雑貨の楽しさ、ワクワク感を伝えるデザインです。企画、プレゼンテーションから制作、施工まで、全てディスプレイ専攻が行いました。
デザイン:前原夢乃(筑前高校出身) / 製作:ディスプレイ専攻
紅乙女酒造 蒸留工場の扉デザイン・甘酒のラベルデザイン
胡麻焼酎で有名な、福岡の酒造メーカー株式会社紅乙女酒造からのご依頼で、田主丸の耳納蒸留所、その工場の扉のグラフィックを制作しました。工場はバスツアーなどで多数の観光客が訪れる人気スポットです。この扉の前で記念撮影を行うことも多く、この場所の象徴となるような、記憶に残るデザインを目指しました。進行はまず学内コンペ形式で行い、制作は視覚情報デザイン分野1年生の有志が取り組みました。その結果、菊竹美希さんの作品が選ばれました。紅乙女酒造のシンボルである薔薇と、紅乙女酒造のある福岡県久留米市田主丸町が発祥として知られる、河童をもモチーフとしたデザインです。
扉デザイン:菊竹美希(太宰府高校出身)
また、扉のデザインがきっかけとなり、続いて、新発売の甘酒のラベルデザインの依頼を受けました。
視覚情報デザイン分野3年、グラフィック専攻の学生が取り組み、池ノ上綾美さんのデザインが採用されました。ラベル用紙の種類や印刷の色など、様々な検証を重ね完成した商品は、2017年の春から販売され、人気商品となっています。
ラベルデザイン:池之上綾美(鹿児島県立短期大学出身)
「博多旧市街ライトアップウォーク2022 千年煌夜」円覚寺 映像制作
店舗実現
映像作家・宇佐美先生と、本校、視覚情報デザイン・映像メディア専攻の学生8名が、東長寺(福岡市博多区)のライトアップの映像を制作しました。
池見 遥(門司学園高校出身) / 古賀唯花(伊万里商業高校出身) / 武内綾香(日田高校出身) / 田中春奈(福岡工業高校出身) / 平島結子(中間高校出身) / 村山陽菜(香椎高校出身) / 八尋千夏(福岡工業高校出身) / 佳元美月(鹿児島情報高校出身)
世界最大規模のデザインの祭典、「MILANO DESIGN WEEK 2022」 に出典
イタリア・ミラノで開催されている世界最大規模のデザインの祭典「MILANO DESIGN WEEK2022」に学生の作品が出品されました。“才能あふれる次世代のクリエイターが世界でひと花咲かせるためのプロジェクト”である”「bud brand」のブースにてREGALO株式会社さまからサポートをいただき出品が実現しました。2022年に出品されたのは、猿渡昂大さんの「cururi」、小川陽香さんの「つな木」、神谷巴栄さんの「本棚の句読点」、近藤千夏さんの「tokinari〜時間を伝えるお香のプロダクト〜」の4作品ともに、MILANO DESIGN WEEKでも注目度の高いトルトーナ地区で展示が行われ、海外の方から良い反応をえることができました。
【budbrand】
http://www.bud-brand.com/
猿渡昂大 (三池工業高校出身) / 小川陽香 (有田工業高校出身) / 神谷巴栄 (広島井口高校出身) / 近藤千夏 (大川樟風高校出身)
大川家具工業会青年部との家具開発プロジェクト『tie』
2015年秋に大川工業会青年部から依頼を受けてスタートした、日本でも有数の家具の産地である大川での家具プロジェクトです。翌春の家具の展示会『ジャパンインテリア総合展/春の木工まつり』に向けて、展示会で発表するだけで終わるのではなく、長く売れ続ける商品をつくることを目指して、トータルで空間をコーディネートできる家具をデザインしました。人と人、家具、空間の“心地よいきょり感”をテーマに、家具のデザインだけにとどまらず、ブランド名やロゴ、リーフレットから展示空間までトータルでデザインを行いました。また展示会当日にはメーカーの方と一緒にデザインした学生も展示会に立ち、バイヤーの方との交渉をお手伝いさせていただきました。秋に行われた展示会では、春の展示会で7社だったメーカーも10社になり、ラインナップもより充実した展示を行いました。このプロジェクトで生まれたダイニングテーブルは東京ビックサイトで行われた展示会『インテリアライフスタイルリビング』にも展示されました。
竹下 健(福岡第一高校出身) / 緒方成美(大分県立芸術文化短期大学出身) / 牟田明日香(純真短期大学出身) / 野口隆成(龍谷高校出身) / 三石舞(長崎商業高校出身) / 内田晴太郎(大牟田高校出身)
福岡市環境シンボルキャラクター『エコッパ』デザイン
採用
福岡市の環境シンボルキャラクターを決定するコンペティションにおいて、最優秀賞を受賞しました。環境を守ろうと葉っぱのエコッパが地球を見渡しており、手は福岡市の「F」の形になっています。福岡市のゴミ袋に使用されたり、様々な環境活動、イベントに登場しています。
草場香子(有田工業高校出身)
IDEX・個人向けカーリースサービス「ラクのり」ロゴマーク
現在、リズミカルで楽しいTVCMが展開されている株式会社新出光、イデックスの個人向け自動車リースサービス「ラクのり」。そのロゴマーク制作を当校で行いました。「ラクのり」は、さまざまなメーカーの車から、ユーザーが乗りたい車種を決めることができ、毎月一定額のリース料を支払うだけで、便利なメリットが提供されるIDEXの新しい事業。ロゴマーク制作は、その事業の本格的な展開を目指すためのサービスシンボルとして機能することを目的に、サービスステーション内に併設された「ラクのりショップ」のサインとして、また、webサイトやテレビCM、店頭の各種プロモーションツールに使われました。制作したのは、視覚情報デザイン分野3年・中山鈴奈さん。グラフィックデザイン専攻の授業の一環として課題として、他の学生が制作した十数タイプのロゴマークの中から、新出光の社内投票において選ばれました。“クルマを横から図案化したものは多く見かけるが、前から図案化した発想の斬新さを高く評価。愛らしいマーク”と、新出光のご担当者のコメントをいただきました。
中山鈴奈(柏陵高校出身)
マルヱ醤油株式会社 創業100周年 ロゴマーク採用
福岡県みやま市に本社を置くマルヱ醤油株式会社との共同プロジェクトとして、パッケージ専攻の学生が取り組みました。創業100周年ロゴマークが採用された定番商品や人気商品のラベル等に使用されています 。
久山町「ひさやまてらこや+」事業
福岡デザイン専門学校と連携協定を結んでいる福岡県久山町で、地元小学生・中学生を対象にデザインを楽しく学ぶ「ひさやまてらこや+」事業に取り組んでいます。本校のプログラムとして、折り紙建築、グリーンデザイン、家具等のデザイナーが講師となって、地元に貢献できる未来のデザイナーを育成するワークショップや講座を実施しました。2022年度は地元の木材資源をテーマに子供たちが木製家具や小物を作成し、大きな成果を残しました。この事業は今後も継続して実施される予定です。