建築・インテリアデザイン専攻
住宅、公共建築(学校や美術館など)の設計、空き家のリノベーション、店舗(カフェやブティックなど)の設計、エキシビジョンのデザイン、コーディネートなど(住宅やオフィスなど)多岐にわたり、様々なデザインワークを学びます。リノベーションのニーズが高まる中、これからの建築や空間デザインは感性豊な「デザイン力」が必要不可欠です。設計における知識・技術はもちろん、問題解決力、企画力、人々に感動を与える演出力を身につけ、高いデザイン力とセンスを兼ね備えた、次世代のインテリアデザイナーや建築士を育成します。
-
スペースデザイン SPACE DESIGN
個人的な美的感覚を超え
魅力的に空間を演出する
感性・知識・技術を福岡の中心で学ぶショップやカフェに入ったときに感じる、かっこいい、おしゃれ、心地良い、きれいといった気持ち。多くの人が好感をもつ空間を創造しなくてはなりません。福岡市の中心という立地を活かし、流行の最先端で学生生活を送ることで、時代の感性に敏感に反応し、業種に合わせた機能的で美しく、人々に興味と感動を与える「魅せる場」を創造します。空間にとどまらず、お店に飾られている商品までも魅力的に演出します。
-
インテリアコーディネート INTERIOR COORDINATE
理想の空間を創り出すセンスと
コーディネート力を養うリフォームやリノベーションの業界が活気溢れる状況で、インテリアコーディネーターの仕事はかなり注目されています。自然を活かした計画やバリアフリーを取り入れた計画含め、しっかりしたコーディネートの手法、知識を身に付け、人々の生活をより快適にする感性、感覚を養いながら、センスを磨いていきます。
-
建築・住宅デザイン ARCHITECTURE DESIGN
住宅、学校や図書館から公共建築、
ランドスケープまで「場」を創造するコストや法規などの様々な制約の中、コンセプトワーク(基本となる考えを発想すること)からプランニング、設計、施工における技術、知識を学びます。CAD(図面を作図するソフト)での設計はもちろん、CGや模型でのシミュレーションによって造形感覚を磨き、新しい建築・空間を生み出せる人材を育成します。
Work学生作品
STUDENT’S VOICE学生の声
-
- 高校 → FDS入学
- デザイン経験なし
榎本 佳祐
沖縄・八重山高校出身
FDSは初めの1年間さまざまな分野のデザインについて学ぶことができます。だからデザイン経験のない自分に合った分野を探すことができると思いFDSへの入学を決めました。デザインだけでなくPCの操作にもなれていなかったのですが、分からないところは丁寧に教えてもらえるのでゼロから(3DCGやCADの)技術(操作)を身につけることができました。今は、美しいだけではなくちゃんとリアリティーのあるモノをつくることを意識して制作をしています。将来は人の心を動かし、環境を良くするような作品を生み出していきたいです。
折った段ボールを組み合わせることで完成するスツール。地面との接地面を最小限に減らしシャープなデザインに。
環境と人との思い出を、未来に繋げることをコンセプトとした「終わらない家」を、友人と2人で制作。
-
- 日本語学校 → FDS入学
雲 聖惟
台湾・国立彰化師範大學付属高級工業職業學校出身
デザイン関係の仕事をしている父の友人の影響でデザインに興味を持ちました。建築の授業では日本の建築文化を多く学ぶことができます。またFDSはコンペにも積極的に参加していて、先生の指導のおかげで私も受賞することができました。日本人の友達ができ、お互いに文化やデザインのアイデアを共有し合いながら、作品を制作することが楽しいです。卒業後は環境に優しい建築物やインテリアを作り、多くの方に環境問題を意識してもらえるような存在を目指しています。
ももち浜の休憩所の改築計画。屋根や壁を異なる角度の波の形にし、中に入ると海の中にいるような感覚になれる。
彫刻家のための美術館の計画。建築物全体を上品で豪華な雰囲気にし、陰と陽の空間で作品が引き立つ設計。
GRADUATES卒業生インタビュー
-
FDSで経験した考え方や判断基準などが、リアルな現場で活きている
建築・インテリアデザイナー(MOVEDESIGN)
坂本 幹男高等学校卒業程度認定取得後、1999年福岡デザイン専門学校入学。卒業後、2003年MOVEDESIGN設立。店舗デザイン、住宅、建築、プロダクトなどトータルな活動を手がける。
設計事務所を開設し様々な建物やインテリアをデザインしています。また、建物やインテリアの設計だけではなく、プロジェクト本体の企画立案から関わる機会も増えてきています。企画をしてクライアントと共感できた時、それを形におこして空間に表現した時、完成してクライアントと喜びを共感できた時、同じようにそこを利用する方々に同じ顔をしてもらえた時、全ての場面にやりがいを感じながら仕事をしています。その中でもFDSで経験した考え方や判断基準などが延長上にあります。これから入学する学生の方々は初めて飛び込む世界に不安もある事でしょう、最初は上手く行かないのが当たり前だと思います。僕もそうでした...そこが本当に大切なのではなくとにかくデザインを好きになる事が一番重要ではないかと思います。楽しく頑張ってデザインを好きになって下さい。
-
MESSAGE講師メッセージ
-
人の感情や感覚にアプローチできるデザインを
家藤 康徳
インテリアデザイナーデザイン事務所にて建築や店舗の設計・デザインに従事した後、2005年アンダースコープデザインオフィス設立。飲食、物販、医院、スタジオ、オフィス、ショールーム、住宅など、一つのジャンルにとらわれない様々な空間作りを行う。
ショップデザインにおける必要不可欠である機能的な部分はもちろんですが、お店を訪れるお客さんの感情的・感覚的な部分にアプローチできるデザインを作り上げるための、思考や感覚トレーニングなどを教えています。授業を受けている生徒たちが、デザインに対して「もっと興味を持てるように」「もっと好きになれるように」と思い、生徒たちと対話するよう心がけています。
自分の好きなことや興味があることを「仕事」にできるって、こんなに楽しいことはないですよ。ぜひ自分の好きなことを「仕事」にしてください。楽しい未来が待ってます。 -
-
30年、50年、100年と、愛されるものをデザインする
平瀬 祐子
一級建築士藤江和子アトリエ、HHFarchitects(在スイス)を経て、2008年yHaacchitects代表/主な賞歴:日本建築学会作品選集2017、JIA日本建築家協会優秀建築選2015、AACA日本建築美術工業協会芦原義信賞<新人賞>など。
住宅、公共建築(図書館、美術館など)の設計を演習形式で教えています。今だからこその発想「時代性」、建築の社会的意義「社会性」、地域の歴史・文化・環境など「コンテクストをよむ」ことを建築デザインに反映できるよう教えています。
建築は、30年、50年、100年?!建ち続けます。時代を超えて愛される建物をデザインできるのが建築家・デザイナーの醍醐味です。 -