
※2020年度は中止になりました
お待たせしました。結果発表です!
今年もたくさんのご応募ありがとうございました。
全16校28作品という見応えのある快作、力作が
今年もギャラリーを賑わせました。
学校の伝統を受け継ぐモチーフあり、
自由で斬新なチャレンジを発揮した作風ありと、
高校生活のエネルギーが満ちあふれていました。
今年は特にレベルが高い作品が多く、
2作品が同率2位になるなど、僅差の争いになりました。
みごと入賞された各校のみなさん、おめでとうございます!

九州産業大学付属
九州高等学校
[黄ブロック]
- 総合点
- 68/80pt
審査員からの講評
- パノラミックな画面構成が空間に力を与えている。羽音が聞こえてきそうなダイナミックな作品で、蜂の姿をフレームアウトすることで奥行きと動きを感じさせている、音と共に闘争心が伝わってくるような作品であった。細部にわたって良く描きこまれている作品であった。陰影の使い方が秀越であり立体感を紡ぎだしている。今にも飛び出してきそうな、迫力のある作品に仕上がっている。(山田)
- 湾曲させた背景が画面に緊張感を与えている。手前の蜂の大胆なトリミングも成功している。実寸で見たらかなり迫力と思われる。対戦相手には威圧感を感じさせるだろう。電車や手前右の男性などシュールと感じるようなモチーフが画面に不思議な魅力を醸している。最後、頑張っただけあって力強く覆いかぶさるように描いた手前の蜂の表情が素晴らしい。(平松)
製作者コメント
“昆虫”という珍しいモチーフを使って「いかに迫力を持たせることができるか」を考えに考え制作しました。手前の蜂をラスト3日で描き直し、完成に一番時間を要したブロックでしたが、個性的で迫力のある作品に仕上がったと思います。

福岡県立柏陵高等学校
[赤ブロック]
- 総合点
- 68/80pt
審査員からの講評
- 迫力の一言。ゴリラの口を大きく開けた表情とそれに繋がる百花繚乱の文字、炎を吐き出すように配置された文字は画面を超えて見る者に伝わってくる。シンプルであるが故ダイナミックな画面構成になっている優れた作品である。ゴリラの毛の描き込み、口の荒々しい表現、リアルなゴリラの表情を見事に描き上げている。画面全体は黒とオレンジのコントラストで表現されており、文字のデザインと仕上がりも申し分ない注目度の高い作品である。(山田)
- 左側にゴリラの絵、右側にブロックのテーマを表す文字といういたってシンプルな配置なのですが、後ろの背景も含めたゴリラの頭や口、それぞれの文字の大きさや向きなどによる統一感のある動きが心地よいまとまりになっていると思います。細かい点の集まりによって表現されているゴリラのポスタリゼーション風の仕上りが、写実的な表現では見られない抽象的な迫力となって直截に画面を覆い尽くしている点に圧倒されました。(佐野)
- ダイナミックな構図に加え、文字の配置が絶妙。ゴリラのラフな表現が成功している。潰れるほど影をコントラスト強くしたことで文字に目が行き、全体が躍動感あふれる作品に仕上がっている。(武永)
製作者コメント
背景や文字に火を用いて体育祭への情熱を表現し、ゴリラの毛並みを細かくすることで立体感を出しました。

久留米市立南筑高等学校
[黄ブロック]
審査員からの講評
- コンセプトが面白い、デザインをする上で王道と黄道をダブルミーニングさせていることが良い気づきであった。構成はまさに王道である。中国の三国志を思わせる作風で黄色が真っ先に視線に飛び込んでくる良いグラフィック作品である。まさに王座に就く、王をイメージし視線は下を見下ろしている。玉座の空間と王の姿が良く描きこまれ表現されており完成度の高い作品である。(山田)
製作者コメント
私たち黄ブロックのテーマは、「我、黄道を征く」です。この「おうどう」の「おう」という字は普通は王様の「王」と書きますが、黄色の「黄」という字に変え、常に黄ブロックが頂点であり、輝いているという意味を込めて制作しました。

九州産業大学付属
九州高等学校
[赤ブロック]
審査員からの講評
- 安定感のある構成、静から動へ左から流れるように配置したモチーフに好感が持てました。花札の猪鹿蝶は三位一体であり勝負を決める役札、面白いモチーフの選定である。配置も遠近感を意識し躍動感のあるバランスの良い作品である。和の趣のある色調と筆使いが感じられる。そして配色も墨の黒を活かしたアウトラインの画面構成で、コントラストの強い作品に仕上がっており画面に力強さを与えている。全体的にとてもバランスの良い作品であった。(山田)
製作者コメント
花札の「猪鹿蝶」をメインモチーフに描きました。見映えよく、新しいテイストのものをいかに効率よく描くか。モチーフのバランスを重視して、どのように実現するかを、みんなで考えました。その甲斐あって、満足できる仕上がりになりました。

九州産業大学付属
九州高等学校
[白ブロック]
審査員からの講評
- 映画のワンシーンを思わせる画像である。迫りくる武将の迫力が伝わってくる遠近感をうまく表現し構成されている作品で、剣の音が聞こえてきそうな迫力を感じた。紫の色調は画面全体に重厚感があり空間を支配している。構成する武将の甲冑や表情も細部にわたり良く描きこまれていることが全体の質感向上を支えている。(山田)
製作者コメント
ブロックテーマである「紫電一閃」をイメージし、勇ましい武士が刀を振るっている様子を、紫を基調にして描き上げました。武士の顔は、ブロック長と副ブロック長の顔になっています。

福岡県立柏陵高等学校
[青ブロック]
審査員からの講評
- 青いトラが印象的、視線の先に文字を配する安定感のある画面構成、虎の目力を感じさせる迫力ある緊迫感のある作品。素直に青の静寂ではあるが闘志を秘めた思いが伝わる作品である。冷たさの中に炎を感じる色使い、右側面にほんの少し暖色を使っていることがより青の強さを引き立たしている。タイトル書体も良いデザインで画に動きを与えている。(山田)
製作者コメント
ブロックテーマが「背水乃陣」だったため、正面に与えるインパクトを意識してデザインしました。テーマに沿ったデザインの模索に難航しましたが無事完成してよかったです。

福岡県立柏陵高等学校
[黄ブロック]
審査員からの講評
- 文字と地紋のバランスの良さがとても際立っている。この作品は文字が主役となり、和のモチーフである能面や龍は見事に一体となり調和した画面構成になっている。能面が舞台で言葉を発しているような迫力のある作品である。見事な色使いである。絵巻物を紐解くように流れる色彩、見ていてわくわくする感覚を持たしてくれる様々なモチーフが見事に調和して画面を構成している。(山田)
- たくさんの要素を画面の中に配置しながらもそれぞれがお互いにケンカすることなく、内に秘められた激しさや妖気のある雰囲気をつくり出していることが印象的でした。見せたい対象の方へと自然と目が向くような対比のある構成も魅力的だと思います。トーンを揃えながらもたくさんの色彩をバランスよく配している美しさと、線と面、明と暗、ポジとネガの使いわけが効果的だと思います。せっかくのきれいな文字がやや背景に埋もれている感じもしなくはなく、ここはもう一工夫あってもよかったのかなと思います。(佐野)
製作者コメント
黄ブロックのテーマである「光彩奪目」のように、美しい日本文化の輝きや彩りによって人々の目を引き付けて奪っていくようなバックボードになることを意識しました。

福岡県立八幡中央高等学校
[赤ブロック]
審査員からの講評
- 竜と文字のバランスが良い、竜より吐き出された文字の流れが見る者の視線誘導を果たしている。ユーモラスではあるが立体感のある龍が存在感を醸し出している。漫画のような画法が親しみを感じさせているのも特徴であり安心感も与えている。強さもあり親しみもある楽しい作品である。(山田)
製作者コメント
今までにない水墨画のような描写をイメージしており、いまにも動き出しそうな躍動感あふれるバックボードに仕上げました。竜には色彩を多く使い、色の個性が出るようにグラデーションを意識して塗っています。ブロックテーマである「星火燎原」は星の光のように小さな火でも、燃え広がると原野を焼き尽くすほどだ、という意味です。そのイメージに合わせて炎と光で字の表現をしています。

福岡県公立
古賀竟成館高等学校
[赤ブロック]
審査員からの講評
- ライオンの左側面(鼻〜牙〜たてがみ)が結果として縦一直線に並んでしまい画面を不必要に二分する見え方になっているのが大変もったいない。表現力は素晴しいの一言。(武永)
製作者コメント
この作品は奮迅というテーマをもとに、生徒たちにやる気を与え、奮い立たせるために描かれたもので、モチーフをライオンにしたのは、吠えている姿を描くことで活気を与え、炎は体育祭への情熱を表しています。

福岡県立福岡農業高等学校
[赤ブロック]
審査員からの講評
- 大変印象的な一作。鯉や波、藤の花のバランスが良くとれていて強さにつながっている。素晴らしい。構図の良さをよく理解した表現になっているのではなかろうか。平面構成的な波の表現に対して、やや写実的な鯉。加えて、色合いのバランスを考えた文字の表現など秀逸の作品。(武永)
製作者コメント
今年の赤ブロックのテーマが「千紫万紅」なので、紫色の藤の花と紅色の鯉を描き、華やかな作品にしました。花弁や水滴の大きさを変え、絵に動きが出るように工夫し、綺麗で見やすい絵になるようにみんなで協力して頑張りました。

佐賀県立有田工業高等学校
[セラミック科]
審査員からの講評
- 扇が開く仕掛けが面白い。構図もバランス良く収まっている。パッションを感じる表現が多いバックボードの中で、あえてさらっとしたタッチで好感が持てる。(武永)
製作者コメント
テーマの「千紫万紅」とは花が咲き乱れる様子を意味しています。団のテーマカラー「紫」をベースに、団員一人一人の個性を表すために様々な花を散りばめています。また、2枚目画像のように応援合戦の途中に「千紫万紅」の文字をあしらった扇子が開く演出をしました。

福岡県立大川樟風高等学校
[青ブロック]
審査員からの講評
- 画面構成(コンポジション)の力は群を抜いている。丸みを帯びた水平線が空間に大きさと広がりを感させる。枝の流れをそれに沿うように配置し、見る人の目をタイトルに誘導させている。絵画的で味わい深く完成度が高い。モチーフの雉の顔がいいですね。赤が効いてます。(平松)
製作者コメント
きじを選んだ理由は桃太郎と一緒に鬼を退治した勇敢な鳥で、どんな強い敵でも倒せるという思いを込めて選びました。”青”ブロックを強調したく、背景には青い空と青い海を描きました。



福岡県立太宰府高等学校
[赤・青・黄ブロック]
審査員からの講評
- 太宰府高等学校3連作。赤、青、黄のブロックで同じ構図を用いたことが成功している。バックボードが並び立つ光景はさぞかし壮観だったろう。表現力は、大変素晴らしい。あえて言えば文字の表現にひと工夫ほしいところ。(武永)
製作者コメント
[赤ブロック]
テーマは「暁鬼(あかつき)」。このバックボードは、ワニをモチーフに大きなアゴで獲物を狩る姿と、ブロックが勝利を掴む様子を重ねて描きました。ブロックカラーの赤でワニが目立つようにし、波に緑を入れて補色の関係を生かして描きました。
[青ブロック]
テーマは「碧悠(そうは)」。今年の青ブロックは光輝くシャチを描きました。青から連想し、みんなで協力して最強になろうという想いを込めて選びました。令和初のバックボードということで青の統一感と爽やかさを表現しました。
[黄ブロック]
テーマは「神威(かむい)」。このテーマからホッキョクグマを描きました。大きく海から顔を出し朝日に叫ぶ姿を、戦いに勝利し輝きを放つ私たちと重ねました。最後の体育祭として、三年生美術部の全員で描くことができました。
その他のエントリー作品
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久留米市立南筑高等学校 [赤ブロック]
今年の赤ブロックのテーマは初志貫徹です。初めに決めた、みんなで楽しんで優勝する!という目標を最後までやりとげるということです。そしてなにより、赤ブロックらしい強さと元気さで他のブロックを圧倒する様を表現しました。
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久留米市立南筑高等学校 [青ブロック]
青ブロックはブロックテーマである“剛華青天”のように力強い青の華を青空に咲かせ、てっぺんを掴み取り、三連覇を目指して頑張る姿を、青の黄金時代の到来を重ね合わせ表現しました。
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福岡県公立古賀竟成館高等学校 [青ブロック]
制作するにあたってこだわった所は、墨で描いたようなダイナミックさを出したところです。墨のしぶきやかすれを色々なパターンを考え、合うものを選びました。また顔の迫力がでるようにパーツの配置や線の形にこだわりました。
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福岡県立大川樟風高等学校 [赤ブロック]
ブロックテーマの「勝舞(しょうぶ)」に基づき、「鷲」が勇ましく挑む姿に「優勝」という願いを込め、また大きく羽ばたく「鷲」の姿をブロック全員の勇姿と見立て、より団結できるように力強く書きました。
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福岡県立稲築志耕館高等学校 [赤ブロック]
ブロックカラーは赤です。花札の猪鹿蝶のデザインを参考に極力画面から飛び出る勢いが出るように構成しました。
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福岡県立稲築志耕館高等学校 [青ブロック]
ブロックカラーは青です。ブロックのテーマが「捲土重来」との事だったので、宇宙(そら)の上で臥龍としていた龍が、今立ち上がらんとする様子をイメージしました。光の出し方がとても難しい制作でした。
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福岡県立稲築志耕館高等学校 [白ブロック]
ブロックカラーが白なので例年、どの様に構成するかが一番難しい所です。本年度は、昨年度の白馬よりもっと鋭く勝利を掴み取るイメージで白鷲に思いを託しました。一つ一つの花にも「団結」とか「協力」とか「諦めない心」等の花言葉がある花を選びました。
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福岡県立光陵高等学校 [赤ブロック]
テーマは「不死鳥」です。ブロックテーマである「光炎万丈」の意味にある光り輝く炎が高くたちのぼる様子を不死鳥で表現しました。何度でもよみがえる不死鳥とあきらめずに立ち向かう私達、一人一人の姿を重ね合わせて描きました。さらに、今年は創立40周年ということで記念として残る体育祭にできるように色鮮やかに仕上げました。
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福岡県立光陵高等学校 [青ブロック]
テーマは、「虎視眈々」です。青ブロック一人一人が勢いのある眼しで挑めるようにという思いを、虎の迫力で表現しました。隣には「勝利」「天空」の意味を持つ鷹を描きました。雄大な志をもち、天空のような高みを目指すことで、青ブロックが勝利へと導かれ、最高の体育祭になるようにという思いが込められています。
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福岡県立光陵高等学校 [黄ブロック]
テーマは、「黄金伝説」です。テーマにちなみ、中国の神話に登場する伝説の神獣、麒麟を描きました。麒麟は、「幸せを連れてくる象徴」と言われており、黄ブロックの1人1人が全力で困難に立ち向かっていき、そしてこの麒麟がブロックを勝利に導いてくれるように願いをこめました。勇ましく険しい麒麟の姿と、勢いよくきらめく炎にご注目ください。
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大阪市立都島工業高等学校 [建築科]
2019年度の体育祭において、本校建築科は112年の歴史上初となる総合優勝5連覇、バックパネル優勝2連覇を目標に生徒一丸となって準備に取り組みました。バックパネルは「建築」と「天下取り」の二つの観点から、大阪城をメインに応援歌などにちなんだ背景と文字を描きました。残念ながらどちらの優勝も逃してしまいましたが、せっかく皆で一所懸命に取り組んだパネルをぜひ評価していただきたく、応募させていただきます。
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鹿児島県立鹿屋工業高等学校 [白団]
私達は迫力があり、白をモチーフとした鷲を描きました。最も工夫したことは、白と黒の2色だけで色を上手く混ぜ合わせながら影をつくっていき、立体感を出すところです。塗りながら試行錯誤して、頑張って描きました。
エントリー校一覧
入賞校にはAmazonギフト券10,000円分を贈呈いたします。
さらに、ご応募いただいた高等学校様には、記念の印として、
応募作品をプリントしたメモリアル・ファイルケースを贈呈いたします。
(各校20枚限定)
- 福岡県立八幡中央高等学校
- 久留米市立南筑高等学校
- 福岡県公立古賀竟成館高等学校
- 福岡県立太宰府高等学校
- 九州産業大学付属九州高等学校
- 福岡県立柏陵高等学校
- 福岡県立大川樟風高等学校
- 福岡県立稲築志耕館高等学校
- 佐賀県立有田工業高等学校
- 宮崎県立佐土原高等学校
- 福岡県立光陵高等学校
- 鹿児島県立鹿屋工業高等学校
- 福岡県立福岡農業高等学校
- 大阪市立都島工業高等学校
- 福岡市立博多工業高等学校(作品非掲出)
- 熊本県立八代工業高校(作品非掲出)
審査いただいた先生方
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ARCHITECT
佐野 正樹さの まさき
一級建築士
1967年福岡県生まれ。九州芸術工科大学芸術工学部工業設計学科卒業、同大学芸術工学研究科生活環境専攻修了。
(株)乃村工藝社、ベルラーヘ・インスティチュート・アムステルダム、(株)山本理顕設計工場を経て、2003年AL architects設立。戸建住宅やケアハウスなどの建築設計に携わる。
近畿大学産業理工学部建築デザイン科非常勤講師、福岡デザイン専門学校総合デザイン科非常勤講師
賞歴:第18回福岡県美しいまちづくり建築賞住宅の部大賞など。 -
GRAPHIC DESIGNER
武永 茂久たけなが しげひさ
武永デザイン事務所 代表
1962年熊本生まれ。1985年愛知県立芸術大学美術学部デザイン専攻卒業。
片岡脩氏(東京)、平松聖悟氏(福岡)主宰の事務所を経て、1998年武永デザイン事務所設立。グラフィックを主体としたコミュニケーションデザインの立場から企業や店鋪、商品のブランディング、デザインプロデュースのほか、デザインを通しての地方創生、教育、啓発活動にも従事。
(公社)日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)本部運営委員(九州ブロック代表)/NPO・FUKUOKAデザインリーグ 副理事長/福岡県産業デザイン協議会 企画専門委員(06〜09副会長)/
(社)福岡デザインアクション(FUDA)理事/福岡デザイン専門学校 主任講師/大阪芸術大学 非常勤講師
賞歴:ラハチポスタービエンナーレ・韓国インターナショナルポスタービエンナーレ・東京ADC賞・k-adc・JR東日本ポスターグランプリ・九州グラフィックデザイン展・福岡広告会賞等、入賞、入選など。 -
MODELING ARTIST
平松 宇造ひらまつ うぞう
1954年 岡山県生まれ
1972年 岡山県立岡山工業高等学校工業デザイン科卒業 広告プロダクション勤務を経てイラストレーターとして独立
後年、画家に転向、個展での発表を中心にホテル客室の絵画やマンションエントランスの壁画制作、ペインティングライブ等、様々なジャンルで表現活動を行っている。他にドリッピングガラスプレート「Beyond Scape」二次元螺旋をテーマにした銀線によるオブジェ、アクセサリー「HELIXY」を展開している。
2013〜2016年 花をテーマに禅寺、節信院(福岡市)にて個展を開催。
2017年 ドローイングをメインとした個展「言花」を開催
2017年 即興によるドローイングを収めたDVD「UZO DRAW」がリリースされる。
ウェブサイト http://www.uzo-art.com/
インスタグラム(フォロワー数33,000人) https://instagram.com/uzo_hiramatsu/ -
CREATIVE DIRECTOR
山田 祐照やまだ ひろあき
株式会社 ノムラデュオ
取締役 統括クリエイティブディレクター
日本空間デザイン協会理事
日本ビジュアルマーチャンダイジング協会理事
1956年秋田生まれ。東北工業大学工学部工業意匠学科卒業。
株式会社商工美術を経て株式会社ノムラデュオに入社。 ディスプレイデザイン・空間デザイン・プロダクトデザインと、 幅広くデザイン・ディレクションを手掛けている。
現在は、空間活性化事業に従事し、環境演出のデザインワーク を中心に活動している。
人々の笑顔のために、ディスプレイという空間増幅装置を駆使し、 あらゆる空間や環境に揚力を送り続けている。
銀座和光・京橋ブリヂストンのショーウインドウで、ディスプ レイデザイン最優秀賞、他優秀賞、奨励賞多数受賞。
審査員からの講評
夜の暗い海でジャンプするクジラの姿を、版画や浮世絵に見られる太い線とベタ塗りによる表現を用いて見事に表現しており、テーマと表現技法がとても高いレベルで合致した作品だと思います。遠くから眺めた際の視認性も高く、体育祭の会場でもひときわ大きな存在感を放ったのではないでしょうか。(佐野)
製作者コメント
クジラが明月の下で力強く大海原を穿つ様子に、人生最後の体育祭への想いを重ねた。今年は「和」に関連した話題が多かったため、浮世絵風の中にも遠近感をつけ今にも波が流れ出すような錯覚をおこすような仕上がりにした。